本当の鍼灸とは
 大阪府堺市にて鍼灸専門院を開院され、平成医療学園専門学校、東洋医療専門学校にて講師を歴任してこられた恩師が研究、開発された鍼灸術です。
 ここでは、恩師との出会いのエピソードを通して皆様に本当の鍼灸について知って頂きたいと思います。
 私と恩師との出会いは、専門学校での授業がきっかけでした。指定されたツボに直径1mmほどの粒がついたシールを貼り、身体の変化を観察するという内容でした。「こんな物で変わるのか?」と半信半疑の気持ちで教科書に記載されている内容を基準に自分なりにシールを貼ると、急に身体が硬くなり始めたのです。「あれ?硬くなった。どうして??」次に先生が「ここに貼ってごらん。」と自分が貼った部位から約3mmほど離れたところに印を付けて下さりました。印の上にシールを貼ると、その瞬間身体が柔らかくなり始めたのです。 「たった3mmの違いで、こんなに変わるの!?本当に!?」この変化は、当時の私にとって想像をはるかに超える変化でした。驚きと共に笑ってしまったことを今でも鮮明に覚えています。
 この体験を機に本当に変化する恩師の鍼灸を学ぶ以外に道は、ないと思い、恩師の下で鍼灸を学んで参りました。
 この鍼灸術を学び始めてから、診察判断基準が明確にされ、高度な診察力を身に付けられました。患者様の身体状態の細やかな診察と確認を心掛け、日々の臨床に当たらせて頂いております。